【現役知育講師解説】子供の睡眠時間はどのくらい必要? 睡眠不足 になると様々な悪影響が。

年齢別
ポシモ

こんにちは!ポシモです。

日本人は睡眠の環境が悪く 睡眠不足 の子供が増えています。

中には、大人のように「睡眠障害」を起こしている子供たちもいます。

 

今回は「子供の睡眠障害」についてお伝えします。

子供の寝かしつけについての鉄則ルールについてはこちらへ来てくださいね

この記事をまとめると

  1. 1歳6ヶ月・2歳・3歳の半数が「夜10時以降に眠る」
  2.  睡眠不足 は脳に悪影響
  3.  睡眠不足 の子供は親も睡眠不足

日本の子供の睡眠サイクルが夜型に

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子供の睡眠サイクルを整えるには、朝9時までにたっぷりと朝陽を浴びることが大切ですが、子供の生活サイクルが夜型化していますので、睡眠不足になっている子供たちが増えています。

日本の子供は他の国々と比べると「かなりの睡眠不足」です。日本人の親は夜遅くまで仕事をする傾向にありますので、それに伴い子供が寝る時間も遅いんですね。

実際に1歳6ヶ月・2歳・3歳の半数が「夜10時以降に眠る」と財団法人日本小児保健協会の調査で分かっています。

また、子供の年齢が上がるにつれて習い事や受験勉強などで夜寝る時間が遅くなっていきます。また、子供自身も「睡眠不足だ」と感じているんですね。

 

海外の育児で 睡眠不足 はご法度

海外では「勉強しているから夜遅く起きててもOK」なんて文化はありません。勉強でも仕事でも睡眠時間を減らす理由にはならないんですね。そのくらい、睡眠に対して重きを置いています。

日本は「寝ずに勉強した」などというと「すごいね」と言われることもありますよね。そのような国民性に合わさって、親の帰宅時間が仕事上遅かったり、寝かしつけの文化があることによって、日本の子供の睡眠時間は、世界的に見ると、全く足りていません。

睡眠時間を重要視した生活サイクルにしましょう。

子供の睡眠時間の目安

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子供の睡眠時間は、夜の睡眠だけで10時間は確保しましょうね!

アメリカの国立睡眠財団が出した子供に必要な睡眠時間がこちらです。

  • 1歳〜2歳は11〜14時間
  • 3歳〜5歳は10〜13時間

「やりたいことをやらせて、残った時間で寝る」のではなく、「10時間以上寝させてあげるために、どう1日のスケジュールを組むか」を考えて時間調整をしましょう。

子供の 睡眠不足 は脳に悪影響を与える

寝る時間が少ないと「前頭連合野」「頭頂連合野」と呼ばれる脳の部位に影響がでます。

 

免疫力の低下

眠くなると出てくる「メラトニン」というホルモンには、免疫力をあげる作用があります。メラトニンの分泌が抑えられないようにしましょう。また、 睡眠不足になると、交感神経・副交換神経に異常が出ます。 

自尊心の低下

睡眠不足が続くと、自尊心が低くなります。 自己肯定感が低い子供に育ち、自分の存在価値が見出せない状態が続いてしまいます。 

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頻繁に投げやりな言葉を発するようになったら要注意です。

集中力の低下

 睡眠不足になると、常に眠たい状態になりますので、何かに集中することが難しくなります。 せっかくいい情報を学んでも、貴重な経験をしても、睡眠不足のせいで吸収しきれなくなっては勿体無いですね。

感情のコントロールができない

朝陽を浴びて、夜早めに寝る子供は精神的に安定していることが多いです。 ですが、夜遅くまで起きている子供は「自己肯定感が低い」「攻撃性が高い」「注意力が散漫している」という特徴があります。 

記憶力の低下

寝ている間に、脳が情報の整理をしています。不必要な情報を減らしていき、次に記憶するべき事のために場所を開ける作業をしています。

ここで睡眠不足になると、 脳が整理されていない状態になりますので、記憶する効率が悪くなります。 

二次性徴が早くなる

二次性徴は、メラトニンによって抑えられています。睡眠不足によってメラトニンの生成が少なくなると、二次性徴を促すホルモンが早く作用してしまい、 早いと小学校低学年で身長が止まり初潮が始まる事もあります。 

 

親も 睡眠不足 であることが多い

「子供が睡眠不足なんです」と言われるパパママのお話を聞いていると、親も「朝起きれない」「夜遅くまで寝られない」という状況であることが多いです。子供だけが睡眠不足であることはあまりないですね。

子供は自分で生活サイクルの調整をすることはできません。また、親の行動をよーくみています。そして、子供は模倣反射をしますので、真似をしていきます。

ですので、子供だけ早く寝させるのではなく、一緒に過ごしている大人が早寝早起きをするようにしましょう。様々な事情があるかもしれませんが、「睡眠時間を確保するために他のスケジュールを調整する」ということをまずは一週間だけでいいので、挑戦してみてくださいね。

ポシモ

今回は子供の睡眠不足についてご紹介しました。

子供の睡眠時間を確保するために「昼寝」を活用しましょう。

昼寝には、絶大な効果がありますので、ぜひこちらでチェックしてみてください。