どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方

どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方 育児・子育て
ポシモ

こんにちは!知育講師のポシモです。

 

夫婦で子育てのはずが、なぜか一人で家事・育児をしている…

いわゆる「 ワンオペ育児 」になっていませんか?

 

ワンオペ育児中のお母さんたちと、夫との関わり方についてお伝えします。

 

この記事をまとめると

  1. 夫婦どちらか一方が「育児」「家事」(+仕事)をこなしている状態が ワンオペ育児
  2. 夫に ワンオペ育児 の状態を伝えるには、仕事量を「見える化」して伝えよう
  3. 育児に参加しないのは子供との接し方に困っていることが原因かも

 

どこからが「 ワンオペ育児 」なの?

どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方

 

夫婦のどちらか一方が、 ひとりで「育児」「家事」(+仕事)を担っている状態を「 ワンオペ育児 」と表現されています。 

特に、お母さんがワンオペ育児の状態になることが多いのが現状です。

 

夫の協力が期待できない状態に加えて、最近では核家族化が進んだり、近所付き合いが減ったことにより育児や家事の相談・手伝いを頼める環境が減っていることから「ワンオペ育児」をしているお母さんが増えてきています。

初めは分担しながら夫婦で家事・育児をはじめたはずが、いつの間にか「あれ?ワンオペ?」となることもよくありますね。

 

ポシモ

問題は、夫が家事や育児をした時に「お手伝いをしてあげた」という感覚を持っていることです。

労働環境の違いで仕方がないケースもありますが、 先進国の中で父親が家事・育児をする時間数は、日本が最低水準です。 

 

ワンオペ育児のボーダーラインはどこ?

 

どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方

 

ワンオペ育児状態になっている家庭のほとんどが、お母さんがワンオペ育児をしています。

 

ここからここまでの負担がワンオペ育児だという明確なボーダーラインはありませんが、 育児・家事が夫婦のどちらかに多く負担がかかっている状態は、ワンオペ育児状態だと言えます。 

 

夫婦の生活状態(仕事の勤務状態)によっては、「平日ワンオペ」になったり、

夫の仕事は休みでも、妻と子供を置いて趣味や友達との付き合いに没頭してしまったりすることで「土日ワンオペ」になっているお母さんもいます。

 

夫が家にいるのに、スマホゲームや昼寝をして全く家事や育児に手を出さないのは完全に「ワンオペ育児」です。

 

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ワンオペ育児になりやすい家庭の特徴

 

どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方

 

専業主婦家庭

夫が外に出て働いている分、「家事育児は妻の仕事」という認識をもつ夫が「家庭内の仕事に関して無関心」という状況は作られやすくなります。

また、育児に参加したい!という気持ちがあっても、仕事の帰りが遅いなどの理由から、家事・育児になかなか手が回らない…なんてこともあります。

 

共働き家庭

お互いに仕事をしているのに「家庭内の仕事は女性に」という認識を持っている夫もまだいます。

ですので、夫の役割は「仕事」なのに対し、妻であるお母さんは「仕事」「家事」「育児」をこなすことを強いられています。

比重が謎ですね。

 

実家が遠い・友達が近くに住んでいない

何かあった時に頼れる実家が遠いと、子育ての援助や相談にのってもらうことができません。

また、友達が近くに住んで居ない場合、息抜きに自宅に遊びに来てもらったり、ランチに行ったりして話を聞いてもらうことができません。

 

なおかつ、家庭ではワンオペ育児状態ですので、精神的にも孤立してしまいます。

 

ポシモ
出産後、育児が始まった時に、家事や育児のほとんどを妻がやってしまうと「ワンオペ育児が当たり前」になりやすいです。特に、それとなくやれてしまう(見えてしまう)ママは注意です!

また、子供が成長して育児のルーティーンが出来上がってから、ワンオペ育児から脱出しようとするのは大変です。なので、子供が出来るだけ幼いうちからワンオペ育児にならない対策をしましょう。

 

ワンオペ育児脱出のための夫へのアプローチ

 

どこからが「 ワンオペ育児 」?ワンオペ予備軍と夫との関わり方

 

ワンオペ育児である現状を伝える

 

夫の中には、本気で「女性は家事と育児が両立できる生き物」だと思っている人もいます。

 

まずは、ワンオペ育児の状態の大変さや、夫にお願いしたいことを伝えてみましょう。

全てをひとりでこなす必要はありません。

 

また、「子供と遊ぶこと」と「離乳食などの身の回りのお世話をすること」は別物だということも伝えましょう。

「ふう!今日は子供と遊んだぜ!」で終わって欲しくないですよね。

 

遊ぶことだけが育児ではありませんし、身の回りのお世話も分担しましょう。

 

ポシモ
 夫に頼む時のポイントとして「妻が一日にこなしていることを見える化」してください。 

 

紙にリストアップして、夫が知らない間に「なにをどうこなしているか」が視覚的に見えた方が伝わりやすいです。

それでも「日中、時間があるからこなせるでしょ?」と思われそうな場合は、1つずつの家事に費やす時間も書いておいてください。

伝える時は、あくまで怒らず丁寧に伝えましょうね!

 

子供との愛着関係を築く

子供にとって「お父さんは初めて出会う他人」です。

お母さんと子供のような結び付きは父子共に感じられていないんですね。夫がお父さんになりきれない理由がそこにあるかもしれません。

子供が話せるようになると、お父さんとコミュニケーションが取れるようになりますよね。そうなってからお父さんが育児に積極的になってくれるケースもあります。

このケースでは、夫が「子供とどう接すればいいのか分からなくてお手上げ状態」だったんですね。

 

ですので、子供とお父さんが愛着関係を気づけるように「どう接すればいいのか」「この場合の子供の気持ち」などをお父さんに伝わるように説明してあげる必要があります。

 

夫にワンオペ育児をさせてみる

体験しないと分からないことは沢山あります。男女の感覚の違いもあります。

気持ちを理解してもらうために、日頃のワンオペ育児をそのまま体験してもらいましょう。

 

そこから役割分担の交渉に入ると「夫ができそうなこと」「妻ができそうなこと」も分かってくるので、話が早いです。

 

夫の家事に口を出さない

夫がこなした家事に対して「洗濯物の畳み方が違う」とか「自分でやった方が早い」と絶対に言わないようにしましょうね。

「仕事から帰ってきて家事をしたら、文句を言われた。もうやりたくない…」となる可能性が高いです。

 

疲れているのはお互い様ですが、まずは「ありがとう」と感謝の気持ちで接してくださいね。

ありがとうを伝えてから、「こうしてくれたら、もっと助かっちゃう!」とプラスにプラスを重ねてお願いしちゃいましょう。

 

もし、お互いに家事が苦しくなったときは「家事代行サービス」を利用するのも手段の一つです。

 

ポシモ

ワンオペ育児が続いて「育児が辛い」と感じているお母さん。

もしかしたら、気づかないうちに、心が限界に達しているかもしれません。

「育児ノイローゼから脱出するための一歩」こちらでご紹介しています。

ひとりで抱え込まないようにしてくださいね。