離乳食によるアレルギーで湿疹や嘔吐。10倍粥でも発症する 食物アレルギー の症状とは。

1歳
ポシモ

こんにちは!ポシモです。

離乳食を食べたあと、いつもと様子が違う場合は、 食物アレルギー の可能性があります。

湿疹や下痢だけではなく「せき」として症状が出る場合もありますので、注意してください。

今回は、幼児期の 食物アレルギー についてご説明します。

 

乳幼児が発症しやすいアレルギーの症状についてはこちらで確認してください。

 

この記事をまとめると

  1. 免疫機能が過剰に発動することによってアレルギー反応がでる
  2. 食事後すぐに症状が出るものと2日経って症状が出るものがある
  3. 自己判断せずに医師の診断をうけましょう

 

赤ちゃんがかかりやすい「食物アレルギー」とは

「 食物アレルギー 」は、食べ物によってアレルギー反応が出ます。ですが、 食べ物そのものが悪い訳ではなく、過剰に免疫機能が発動する事によって、アレルギー反応が出ます。 

特に乳幼児期は、消化器官が未発達ですので、アレルギー物質(アレルゲン)を消化できないことがアレルギー発症の原因になります。(全ての幼児のアレルギーの原因がこれとは限りません。)

気をつけたいポイントとしては「口に入れたもの」だけが原因ではない点です。 「皮膚接触」でもアレルギー反応が出ることもあります。 

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今回は離乳食としてお伝えしていますが、「食物」には母乳粉ミルクも含まれます。

母乳の場合は、お母さんが食べた食物がアレルギーを発症する原因となります。

 

乳幼児期の食物アレルギーは改善される場合も

食物アレルギーの患者数は毎年増えており、患者の80%が乳幼児と言われています。

ですが、幼児期のアレルギーは、消化器官が発達するにつれて、改善されていくケースも多いです。ですので、大人になれば治っていた!という場合もあります。

離乳食が原因でアレルギーを疑う症状とは

離乳食によるアレルギーの症状は、様々です。

同じものを食べても、食べた人によって症状の出方は違います。症状が重なるなど、重度のアレルギー症状が出た場合、アナフィラキシーショックになる可能性もありますので、十分に注意してください。

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では、食物アレルギーの症状をご紹介します。

気になる症状が出た場合は、自己判断せずに医師の診断をうけてください。

食べ物を食べたあとに体調が悪くなっても、食物アレルギーが原因とは限りません。

離乳食が原因でアレルギーを疑う症状

皮膚症状

  • かゆみ
  • 口の周りの赤み
  • 蕁麻疹などの湿疹

粘膜症状

  • 目のかゆみ
  • まぶたの腫れ
  • 唇の腫れ
  • 喉の腫れ(気道が狭くなる)
  • イガイガ

呼吸器症状

  • 呼吸困難
  • せき
  • くしゃみ

消化器症状

  • 腹痛(下痢・血便)
  • 嘔吐

アナフィラキシーショック

食べたものに含まれるアレルゲンによって、意識障害血圧の低下を引き起こし、場合により心肺停止など命が危険な状態になる事をアナフィラキシーショックといいます。

比較的アレルゲンを摂取してから症状がでるまでの時間は短いことが多いです。

 

 

食物アレルギーの症状が出るまでに時間がかかる可能性がある

離乳食を食べたあと、すぐにアレルギーの症状が出るとは限りません。

食物アレルギーの中にも種類があります。

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アレルギーかも?と思っつたら 「いつ」「どこで」「食べたもの」「食べた量」「症状」「症状が出るまでに経過した時間」「症状が続いた時間」をメモしておいてください。 病院で診察を受ける時に聞かれます。

即時型アレルギー

「即時型アレルギー」は、比較的早く症状が出るもので、赤ちゃんが一番発症しやすいものです。

食事をしたあと30分〜2時間程度でアレルギー症状が出ます。蕁麻疹など皮膚に症状が出る場合が多いですが、食べたものや食べた人によっては皮膚症状以外で症状が出る場合もあります。

非即時型アレルギー

即時型アレルギーに比べて、食事をしてから時間が経って症状がでるものを「非即時型アレルギー」と言います。

非即時型アレルギーには二種類あり、発症までの時間に違いがあります。

  • 「遅発型」は6〜8時間後に発症
  • 「遅延型」は24時間〜48時間後に発症
ポシモ
子供がアレルギーの原因となるものを食べた場合、2日は様子をみるようにしてください。

また 「二相性」といって「即時型アレルギー」で症状が出ても、「半日後にもう一度発症する」可能性があります。 

 

食物アレルギーの検査は何歳から可能か?

「症状が出る前にアレルギー検査をしておこう!」と思っても、乳幼児の身体は発達途中なので、アレルギー検査ができないものもあります。ですので、明確に「この子は食物アレルギーです」とは断定しにくいのが乳幼児期です。

アレルギーで受診した場合、病院ではアレルギーの「家族歴」を聞かれます。家族にアレルギー体質の人がいる場合は、アレルギー症状の内容を把握しておくとスムーズです。

  • 血液検査
  • 皮膚プリックテスト
  • 食物経口負荷試験
  • 食物除去試験
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以上が食物アレルギーの検査方法です。

赤ちゃんのアレルギーの検査内容や費用について詳しく知りたい方はこちらへ来てくださいね。

 

 

10倍粥でも食物アレルギーを発症する

10倍粥を食べさせた後に、毎度機嫌が悪くなる場合、お米アレルギーの可能性があります。

無理に進めずにかかりつけの医師に相談をしましょう。離乳食の量の目安はあくまで「目安」です。母乳で栄養もとれていますので、ゆったり進めても問題ありません。

ポシモ
初めて離乳食を食べたあとは、湿疹が出ることがありますが、必ずしも食物アレルギーとは限りません。

お米アレルギーが心配な場合は10倍粥の上澄みの汁から進めてみてください。

 

「食物アレルギーの診断の流れ」や「アレルギー検査をするときの費用」について気になる方はこちらでまとめていますので、チェックしてみてくださいね。