この記事をまとめると
- アトピー性皮膚炎は食物アレルギーになりやすい
- 赤ちゃんもスキンケアが大切
- 6ヵ月以内の赤ちゃんは消化管アレルギーに気をつける
こどもが発症しやすいアレルギーは?
こどもにとって、「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」の2つが最も発症しやすいアレルギーです。
「アトピー性皮膚炎」を発症していると、「食物アレルギー」を発症する確率が高くなります。
アトピー性皮膚炎
乾燥肌の子、または家族にアトピー性皮膚炎の疾患がある場合、発症しやすいです。
皮膚が乾燥して痒くなり、掻いてしまうことにより、肌のバリア機能が低下するため、アレルギー反応が出やすくなります。
赤ちゃんが、かゆみのある所(顔など)をお母さんや布団に擦り付けていたら、注意しましょう。乳児のアトピーは2歳ごろになると、症状が軽くなったり治癒する可能性もあります。
- 湿疹(カサカサ・ジュクジュク・ボツボツなど)
- かゆみ
- 皮膚の乾燥
- 左右対称に発症
- 生後1〜2ヶ月から発症の可能性あり
診断方法
- 良くなったり悪くなったりが繰り返し起きる
- 喘息や花粉症を発症したことがある
- 一等親以内の家族がアトピー 性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎を疾患したことがある
- 関節の内側に湿疹がある
- 頬・おでこなどに湿疹がある
検査方法
血液検査
上記に加え、乳児は2ヶ月以上、1歳以上だと6ヵ月以上続いていること
注意
勝手に食品を制限しない
顔に発症すると、白内障などの合併症・視力低下の可能性
赤ちゃんのアトピーは、頭や顔から始まり、徐々に下へと下りてくるのが特徴です。
食物アレルギー
食べ物が原因で発症するアレルギーです。
本来なら害のない食べ物に対して、免疫機能が反応してしまうことで食物アレルギーの症状が発症します。
食物アレルギーは、「口に入れて食べたもの」に対して起こるアレルギーだと思いがちですが、皮膚接触や注射などが経路となる場合もあります。
- 蕁麻疹(長期の湿疹)
- かゆみ
- 咳
- 下痢・嘔吐
- 腹痛
- 唇の腫れ
- 口周りの赤み
- 呼吸困難
- 鼻水
原因
- 鶏卵・牛乳・小麦が原因の70%
- 原因となる食品は個人によって様々
診断方法
- 食物アレルギーが発症した時の状態を良く覚えておく
- 「年齢」「食べたもの」「食べた量」「発症までの時間」「発症した症状」など
検査方法
- 血液検査
- 皮膚プリックテスト
- 食物経口負荷試験
- 食物除去試験
注意
アナフィラキシーの症状がでる可能性がある(意識障害などを伴う)
乳幼児は、 乳児湿疹から食物アレルギーを発症することが多いと言われています。
赤ちゃんのスキンケアに気を使ってあげてくださいね。
生後6ヶ月未満のこどもが発症しやすいアレルギー
新生児・乳児消化管アレルギー
生後6ヶ月以内の赤ちゃんが発症することが多く、診断が難しいアレルギーです。
- 血便
- 下痢・嘔吐
- 腹痛
- 体重が増えない
原因
- 粉ミルクや母乳などの食物タンパク質
検査方法
- 血液検査
- 負荷試験
- 便検査
- 消化器内視鏡検査
今回は、「乳幼児におこりやすいアレルギーの症状と診断方法」についてお伝えしました。
乳幼児期にかかりやすい病気の症状と対処法については、こちらに遊びに来てくださいね!
こんにちは!ポシモです。
こどもが アレルギー を発症してしまったら…できるだけ素早く対応してあげたいですよね。
今回は、「乳幼児におこりやすい アレルギー の症状と診断方法」についてお伝えします。
乳幼児期にかかりやすい病気については、こちらに遊びに来てくださいね!