乳幼児におこりやすいアレルギーの症状と診断方法

病気・ケガ対応
ポシモ

こんにちは!ポシモです。

こどもが アレルギー を発症してしまったら…できるだけ素早く対応してあげたいですよね。

今回は、「乳幼児におこりやすい アレルギー の症状と診断方法」についてお伝えします。

 

乳幼児期にかかりやすい病気については、こちらに遊びに来てくださいね!

 

この記事をまとめると

  1. アトピー性皮膚炎は食物アレルギーになりやすい
  2. 赤ちゃんもスキンケアが大切
  3. 6ヵ月以内の赤ちゃんは消化管アレルギーに気をつける

 

こどもが発症しやすいアレルギーは?

こどもにとって、「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」の2つが最も発症しやすいアレルギーです。

 「アトピー性皮膚炎」を発症していると、「食物アレルギー」を発症する確率が高くなります。 

 

 

アトピー性皮膚炎

乾燥肌の子、または家族にアトピー性皮膚炎の疾患がある場合、発症しやすいです。

皮膚が乾燥して痒くなり、掻いてしまうことにより、肌のバリア機能が低下するため、アレルギー反応が出やすくなります。

赤ちゃんが、かゆみのある所(顔など)をお母さんや布団に擦り付けていたら、注意しましょう。乳児のアトピーは2歳ごろになると、症状が軽くなったり治癒する可能性もあります。

アトピーの主な症状
  • 湿疹(カサカサ・ジュクジュク・ボツボツなど)
  • かゆみ
  • 皮膚の乾燥
  • 左右対称に発症
  • 生後1〜2ヶ月から発症の可能性あり
診断方法
  • 良くなったり悪くなったりが繰り返し起きる
  • 喘息や花粉症を発症したことがある
  • 一等親以内の家族がアトピー 性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎を疾患したことがある
  • 関節の内側に湿疹がある
  • 頬・おでこなどに湿疹がある

 

検査方法

血液検査

上記に加え、乳児は2ヶ月以上、1歳以上だと6ヵ月以上続いていること

 

注意

勝手に食品を制限しない

顔に発症すると、白内障などの合併症・視力低下の可能性

 

ポシモ

赤ちゃんのアトピーは、頭や顔から始まり、徐々に下へと下りてくるのが特徴です。

 

食物アレルギー

食べ物が原因で発症するアレルギーです。

本来なら害のない食べ物に対して、免疫機能が反応してしまうことで食物アレルギーの症状が発症します。

食物アレルギーは、「口に入れて食べたもの」に対して起こるアレルギーだと思いがちですが、皮膚接触注射などが経路となる場合もあります。

食物アレルギーの主な症状
  • 蕁麻疹(長期の湿疹)
  • かゆみ
  • 下痢・嘔吐
  • 腹痛
  • 唇の腫れ
  • 口周りの赤み
  • 呼吸困難
  • 鼻水
原因
  • 鶏卵・牛乳・小麦が原因の70%
  • 原因となる食品は個人によって様々
診断方法
  • 食物アレルギーが発症した時の状態を良く覚えておく
  • 「年齢」「食べたもの」「食べた量」「発症までの時間」「発症した症状」など
検査方法
  • 血液検査
  • 皮膚プリックテスト
  • 食物経口負荷試験
  • 食物除去試験

 

注意

アナフィラキシーの症状がでる可能性がある(意識障害などを伴う)

ポシモ

乳幼児は、 乳児湿疹から食物アレルギーを発症することが多いと言われています。 

赤ちゃんのスキンケアに気を使ってあげてくださいね。

 

生後6ヶ月未満のこどもが発症しやすいアレルギー

新生児・乳児消化管アレルギー

生後6ヶ月以内の赤ちゃんが発症することが多く、診断が難しいアレルギーです。

新生児・乳児消化管アレルギーの主な症状
  • 血便
  • 下痢・嘔吐
  • 腹痛
  • 体重が増えない
原因
  • 粉ミルクや母乳などの食物タンパク質

 

検査方法
  • 血液検査
  • 負荷試験
  • 便検査
  • 消化器内視鏡検査

 

 

 

ポシモ

今回は、「乳幼児におこりやすいアレルギーの症状と診断方法」についてお伝えしました。

乳幼児期にかかりやすい病気の症状と対処法については、こちらに遊びに来てくださいね!